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海外では、街なかに普通の本屋さんに混じって「旅の本屋」が点在している風景をよく見かけます。
旅好きな人たちが、旅に出る前や、旅の途中、旅の後などにそういった「旅の本屋」で旅への想いにふけり、心豊かに店を後にする、そんな文化・習慣が海外では日常生活に根付いています。また、そういう「場所」を大事に育んでいるのです。
ところが、日本ではなぜかそういった「旅の本屋」はほとんど存在しませんし、そういった「場所」もないのが現状です。
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「旅の本屋のまど」は、そんな日本人の旅の現状を少しでも変えたいという想いから誕生しました。
現在、当店では「旅」というキーワードをお店の大きなコンセプトにすえて、大きく2つの点を特徴に品揃えを心掛けています。
まず、新刊本、古本を区別することなく同じジャンル
、同じ作家の棚に並べています。また、文庫、単行本
といった分け方もしていません。
これは「旅」をテーマに棚を作る際に、従来の「新刊」「古本」といった分け方は棚作りのさまたげになると考えました。そこで、当店では新刊本の隣に古本が
並ぶといったユニークな棚になっています。 |
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また、本のセレクトに関しては「旅の本屋」だからといってガイドブックや地図、旅行記といった本だけに限定していません。一見「旅」とは無関係にみえる文学や音楽、映画、思想、料理、スポーツ、政治、宗教などもどこかで「旅」と関連しています。
そこで、当店ではさまざまなジャンルから「旅」を感じさせてくれる本をセレクトし、「旅」への好奇心を抱けるような陳列、展示を心掛けています。
「のまど」とは、英語で「遊牧民」という意味です。
当店も「遊牧民」のように何にも束縛されることなく自由な発想で品揃えをし、皆様に楽しんでいただけるような「旅の本屋」になれればと考えています。
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